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物を売る商売をしているのなら、その商品についてお客さんに説明できることは最低条件であろう。
　
先日、神戸元町まで布団を買いに行った。マットレスを買おうとしていろいろ話を聞いていて、疑問な点があったので質問した。商品に書いてあることについてである。
　
Q：この「硬さ２００％」ってどういう意味ですか？
A：２倍硬いということです。
Q：基準となる１００％は何ですか？
A：昔のマットレスって厚かったでしょ。それが今はこういう風に薄いんです。
　　昔のやつを「圧縮して」、半分の厚さで同じ硬さにしたっていう意味です。
　
　でたらめですね。硬さの意味がわかっていないし、知らないのに適当に答えようとしています。
　ここでいう２００％は、３つ折のマットレスの、真ん中の一枚が両端の２枚の倍の硬さであることを表しています。マットレスの表示をきちんと読めばわかるのに、その場しのぎで適当に答えてました。
　
Q：この硬さの「２８０ニュートン」ってどういう意味ですか？
Ａ：上から物を落としたときに受け止める力です。
　
ぜんぜん意味がわかりませんね。ニュートンといえば「りんごが落ちる」ということからひねり出した説明のようです。測り方はＪＩＳで決められているのですが、「物を落とす」のではありません。
　
Ｑ：こちらの１万５千円の高級なヤツは何ニュートンですか？
Ａ：メーカーによって硬さの測り方はばらばらなので、こちらには数字はありません。
　
またでたらめです。測り方はＪＩＳで決められており、表示義務もあります。
知らないくせに、適当にあしらおうとしています。
　
Ｑ：このマットレスは「アキレス株式会社」とかいてありますけど、靴のアキレスと同じ会社ですか？
Ａ：違います。
　
調べてみたら同じ会社でした。知らないなら知らないと答えれば良いのに。
もっと勉強しなさいよ。ふとんの「つゆき」従業員。知らないくせに、適当に説明するのは最低な態度です。